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紹介

少女時代 、ワンピースに合わせる花を探すために、一軒のとても古びたお店に入りました 。その店内の雰囲気と美しい色どり、そしてたくさんの引き出しのある磨かれた家具に私は魅了されました。その時に選んだシルクのベルベットで作られた3つのすみれは、今でも大切にしています。この日から、私は布で花を作っています。最初は、自然が私の学校で、野原を散策しては新しい花に出会い、それらをデッサンし植物学書で勉強していました。その後、この分野の巨匠たちであり、この芸術に情熱を注ぐ方々との出会いに恵まれ、私は彼らから多くの知識を学び、友情を育みました。また、書物、工具、古い布など技術を高めることができるあらゆるものを収集し始め、さらに花嫁のためのロウ製のオレンジ花冠や、様々な古い時代の花とそれらの歴史について学びました。このようにして、私はこの職業を介して人生を築きました。今、私が模索しているものは、花を見た瞬間に私たちが包まれる、不思議な感情を再現することです。外界の騒音から離れた、殻の中のようなアトリエで、自由なエスプリと思いやりの精神を持って働き、時間をかけて丁寧にもの作りを行っています。花々は、私たちの幸福を見守るとともに、心和むメッセンジャーであると私は信じています。そしていつの日か、少女か少年が私の制作した花を大切にし、新しいストーリーを綴ってくれることを願っています。